現在に至るまでを細かく書いたシリーズもの。
不思議体験やいかに!
(この辺から、過去と現在が一気にリンクしていきます)
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母が、足に踏まれたと、言った日の午後。
京都は亀岡に住む、唯一の幼馴染みの、お兄ちゃん(以下Sくん)から
電話が、かかってきました。
* 北海道最後に住んだ家にいた男④ *
普段、メールや、ラインはするものの、電話は珍しかったのです。
愛美
「もしもーし?Sくん、お久しぶりですー。元気やった?」
Sくん
「愛ちゃん、お久しぶりですー。元気にしとるでー」
挨拶を交わし、雑談の後、Sくんに、焼死体の男の霊が家に居ることを、相談しました。
実は、Sくん。
時々、霊能力者の、先生の所に行くと言うのです!
霊能者の先生の名前は「K先生」
私はSくんにも、そのK先生に、遠隔霊視と、お祓いをしてもらえないか
聞いてほしいとお願いしました。
Sくん
「聞いてみるわー。でも、よっぽどの事態じゃないと、不思議と、電話がつながらない先生ってことを、覚えといてなぁ」
それでも、構わないと了承し、K先生に、私の番号を伝えてもらう約束をしてから、電話を切りました。
それから数時間後。
今度は
「宗○子先生」と共に、仕事をしている男性から、代理で、折り返しの電話が、かかってきました。
しかし、話を聞くと、この時の生活水準で払える謝礼金額ではなく、断念することに。
早く何としてでも、落ち着きたいという、気持ちだけが、焦っていました。
それから、更に数日後。
家に、霊がいる状況は変わらないなかで
速達便で、祖母から、白檀の数珠が、届きました。
この数珠こそ、私の現在、左腕に、はまっている物の、1本です。
愛美
「おばあちゃん!今日、数珠が届いたよ!ありがとう」
祖母に電話をして、お礼を言うと
祖母
「それはなぁ、あんたの生年月日に見合う、珠の数で、造ってもらって、先生に唱入してもらったやつやからなぁ、大事にしてなぁ」
(豆知識:唱入=お経を読み上げたもの。この数珠は、般若心経入り)
愛美
「そうなん?ありがとう!で、唱入してくれた、先生の名前は??」
祖母
「K先生って言うんやで、男の先生や」
愛美
(ちょっと待って。。Sくんが紹介してくれた、先生の名前も、K先生。まさかやけど、同じ先生?!)
あとから解ったことですが、実はこの、まさかが当たっていたんです。
祖母とSくんは面識はありますが、個々での連絡先は知りません。
それぞれ、別の知り合いからK先生に、繋がったのです。
Sくんは、Sくんの友人の繋がりで、K先生を知っていた。
祖母は、祖母の友人の繋がりで、K先生の存在を知って、数珠に唱入してもらった。
祖母との、電話の、数時間後には、K先生から、着信がありました。
愛美
「初めまして。愛美です。よろしくお願いします」
K先生
「Kと申します。話は聞きました。愛美さんの家の間取りは~…」
間取りは~、と聞かれるのかと思いきや、間取りを言い当てられました。
そして、応急処置として、結界の張り方を教わったのです。
K先生
「これで、少しは、時間稼ぎが、出来るでしょう」
お祓いには、来てもらえないのかと聞くと、予定が詰まっていて
”北海道には、行けないかもしれない”との返事でした。
私はとりあえず、応急処置を教えてもらえただけでも、良しとして、母の伝手を、最後の頼みの綱に、決めました。
結界の張り方を教わり、すぐさま実践。
(何をしたかは、企業秘密)
少しの安堵感を持ち、その日は、穏やかな眠りにつくと、夢を見たのです。
それは、知らない住宅街を、車で走っている、夢でした。
何の特徴もないのに、妙にリアルで、夢を滅多に覚えていない私が
翌朝起きても、ずっと覚えているような夢。
重要性の高いメッセージは、夢で見ます。
これこそ、私の予知夢です。
続く!